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  <title>～ショートショートへの誘い～　たそがれりゅうぎNext</title>
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  <description>２００８．７．１２開設。
ショートショートを中心として、たそがれイリーが創作した文芸作品をご覧いただけるサイトです。
できれば毎日作品を掲載したいと思ってます。これからも創作意欲を刺激しながら書き綴って参ります。今後ともぜひご愛顧ください。</description>
  <lastBuildDate>Sat, 09 May 2009 12:46:37 GMT</lastBuildDate>
  <language>ja</language>
  <copyright>© Ninja Tools Inc.</copyright>
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    <item>
    <title>ブログ移転のお知らせ</title>
    <description>
    <![CDATA[<br />
<span style="font-family: ＭＳ Ｐゴシック"><font size="3">　管理人、たそがれイリーです。<br />
　日ごろより本ブログをご愛顧賜り、まことにありがとうございます。<br />
<br />
　このたび、本ブログのリニューアルを兼ねて、アメーバブログへの引越しを行うことにいたしました。<br />
　引越し先では、<br />
<br />
　たそがれイリーのショートショート・パラダイス<br />
　</font></span><a href="http://ameblo.jp/tasogareiri/"><span style="font-family: ＭＳ Ｐゴシック"><font size="3">http://ameblo.jp/tasogareiri/</font></span></a><span style="font-family: ＭＳ Ｐゴシック"><font size="3"><br />
<br />
　として今後もさまざまな作品をご提供してまいります。<br />
　今後とも私の作品と、新ブログをよろしくお願いいたします。<br />
</font></span>]]>
    </description>
    <category>雑記</category>
    <link>https://tasogareryugi.blog.shinobi.jp/%E9%9B%91%E8%A8%98/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0%E7%A7%BB%E8%BB%A2%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B</link>
    <pubDate>Sat, 09 May 2009 12:46:37 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>ヤクルト</title>
    <description>
    <![CDATA[<div id="diary_body" _extended="true"><font size="2"><span style="font-family: ＭＳ Ｐゴシック">「今度は何の願いかのう・・・まあ、人間のことだ。たわいのないことじゃて」 <br />
　顎鬚を右手で無造作にいじりながら、神様は眼前の青年につぶやいた。 <br />
「神様からご覧になれば、たわいのないことかもしれませんが、私にとっては一大事です」 <br />
　青い野球帽をかぶった青年は、緑色のビニール傘を開きながら、神に願った。 <br />
「私はヤクルトのファンなのです。しかし、今年の成績は・・・」 <br />
「ああ、なんだ。今まで阪神とやらのファンが、願ってくるばかりしておったわ」 <br />
「お察しいただけますか」 <br />
「要するに、今度はヤクルトとやらを、強くすればいいのじゃろ」 <br />
「よくぞお察しくださいました。私はそれをお願いにあがったのです」 <br />
「わかったわかった。じゃあ、チョチョイとかなえてしんぜよう」 <br />
「チョチョイと・・・なんとまあ、あっけない」 <br />
「わしもこう見えて、忙しいのでな・・・では早速、ヤクルトが強くなりますように！」 <br />
<br />
　翌日の朝、開けようとしても開かず、砕こうとしても砕けない、鋼のような容器に入ったヤクルトが宅配されて問題になるとは、誰も想像しなかった。</span></font></div>
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    <category>ショートショート</category>
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    <pubDate>Sun, 03 May 2009 10:35:54 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>クローン人間</title>
    <description>
    <![CDATA[<div id="diary_body" _extended="true"><font size="2"><span style="font-family: ＭＳ Ｐゴシック">「博士、ついに出来ましたね。クローン人間が」 <br />
「そうとも、このまま速成培養すれば、１ヶ月すればもう一人の私が現れる。するとこの研究も加速すると言うものだ」 <br />
「本当にすごいですよ。後は機密と違法な行為を少しでも隠蔽して、機が熟するのを待つだけですね」 <br />
「そうだな・・・機密を守らねばならんなぁ。そうなると・・・」 <br />
「は、博士！　何で私を見るんですか・・・ああっ！」 <br />
「悪く思わないでくれたまえ。君がいなくとも、もう一人の私がいる限り、この秘密は私と私のクローンで一生守って・・・うっ！」 <br />
<br />
「悪く思わないでくださいよ、博士。こういうこともあろうかと、助手は助手なりにクローンを作っておいたわけです。さっき葬ろうとしたのは私のクローンですよ。まあ、後はこの研究データをすべて私のものにさせていただきます・・・あしからず」</span></font></div>
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    <category>ショートショート</category>
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    <pubDate>Sun, 03 May 2009 10:07:27 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>自分探しの旅</title>
    <description>
    <![CDATA[<font size="2"><span style="font-family: ＭＳ Ｐゴシック">　夢がかなわないのはどうしてか考えてみると。 <br />
　そこで、いろいろ問題が出てくる。 <br />
<br />
　周りは自分の能力を買ってくれない。 <br />
　組織が悪い。世間が悪い。 <br />
　何より、肝心なところで責任逃れをする人間ばかりで、そんな人間ばかりじゃやってられない。 <br />
　そもそも、オレみたいな能力の持ち主を、今の状況に置いてしまってる、今の会社が問題なんだよ。 <br />
　お前はどう思う？　お前は！ <br />
<br />
　友人はそこまで一気に叫びたてると、渇いた喉を潤すかのように、ビアジョッキのビールを一気に喉に注ぎ込んだ。 <br />
　そして、僕の顔をにらみつけ、さあ答えろとばかりに目で訴えるのだった。 <br />
　僕は、ただ一言だけ、友人に語った。<br />
<br />
「それだけ考えてる時間がもったいない」</span></font>]]>
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    <category>ショートショート</category>
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    <pubDate>Sun, 03 May 2009 10:06:38 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>超有名ラーメン屋の真実</title>
    <description>
    <![CDATA[<span style="font-family: ＭＳ Ｐゴシック">　評判のいいラーメン屋がある。家から歩いて３分ほどの場所だ。<br />
　夜１０時にもなると、行列ができるくらいのラーメン屋だ。<br />
　もちろん、昼間も言うまでもないのだが。<br />
　<br />
　そんなラーメン屋のバイトをすることになった。<br />
　深夜営業の時給１，２００円に惹かれたせいもあるが、何よりそのラーメンの極意を目にしたいと思ったのもある。<br />
　そんなことを考えながら、僕は幾度となく積み重なるラーメンどんぶりを洗いつづける。<br />
<br />
「おい、あがっていいぞ」<br />
　僕以外のバイト&hellip;高校生と、２８歳のフリーター。それにレジ係のヤンママが仕事終了。<br />
　僕は？　僕はどうなるんだ？<br />
「おまえ、うちのラーメンの極意を教えてやるぞ」<br />
　なんと、いきなり僕の好奇心をくすぐるかのような親父の台詞。もちろん了解した。<br />
「さてと、今日はどこから行くかな」<br />
　親父は、そういいながら俺の体を舐めるように見回した。<br />
「親父さん、なにしてるんです？」<br />
「今にわかるよ、今にな！」<br />
「！！！」<br />
<br />
　次の日、僕は昨日と同じようにバイトに来ていた。<br />
　親父は、いつものようにチャーシューを切り、そしてそれを器の中に惜しげもなく並べた。<br />
「親父、今日のチャーシューは特にうまいねぇ」<br />
「は、ありがとうごぜえやす」<br />
　親父は、いつもと同じようにほめ言葉に丁重な言葉を返した。<br />
<br />
　そりゃ、あのチャーシューは一品だ。世界に１つしかない。<br />
　そのチャーシューが生まれる時を、昨日僕はこの目でしっかりと見たからな。<br />
　ただし、ちょっと痛い目にもあったけど。<br />
<br />
　昨日斬られた腹の贅肉をさすりながら、僕は痛みに耐えつつ、またラーメンどんぶりを洗うのだった。</span>]]>
    </description>
    <category>ショートショート</category>
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    <pubDate>Tue, 28 Apr 2009 16:11:42 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>ヤスクニ</title>
    <description>
    <![CDATA[<span style="font-family: ＭＳ Ｐゴシック">「参りました」 <br />
「だから、参るなと言ってるだろうが」 <br />
「でも、参りました」 <br />
「だから、参りましたと言う言葉を出すなと言っている！」 <br />
「いえ、さっきの&rdquo;参りました&rdquo;は&rdquo;降参しました&rdquo;の参りましたですから。誤解しないでください」 <br />
「あのな、俺たちが言ってる&rdquo;参りました&rdquo;は&rdquo;参拝しました&rdquo;の方だから。お前も誤解するなよ」 <br />
「いやいや、相変わらずお二人とも雄弁で・・・私のような若輩者には返す言葉もございません・・・参りました」 </span><br />]]>
    </description>
    <category>ショートショート</category>
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    <pubDate>Tue, 28 Apr 2009 16:09:14 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>泣けない症候群</title>
    <description>
    <![CDATA[<span style="font-family: ＭＳ Ｐゴシック">　感動の最終回を迎えたドラマ。 <br />
　病と闘い克服した人々の生き様を伝えるドキュメンタリー。 <br />
　何を見ても、泣けない。 <br />
　通院から１週間後に「泣けない症候群」と医師から診断を受けた。 <br />
「感情表現が未成熟なまま、大人になったのです。やがて涙を流せるようになるでしょうけど、特効薬はありません」 <br />
　 <br />
　医師はそう言った。 <br />
　自分だって、最初は「なんでこの前のドラマじゃ涙ボロボロだったのに・・・」と思って、ドラマの脚本家のせいにしてみたりもしたけど、実際泣けない症候群になったからと言って、普段の生活に困ることはなかった。 <br />
　結婚式や葬式にも出たが、涙を流す人々に混じって淡々と頷いて見せたり、静かに目を閉じてさえいれば、場の雰囲気を乱すことはなかった。 <br />
<br />
　しかし、自身の親が亡くなったときに泣けなかったのは辛かった。 <br />
　さすがに親族でも「あの息子はおかしい」とか「保険金が入るから嬉しいんじゃないか」とか、いわれのないことを言われたが、それに対する悔し涙すら出なかった。 <br />
　それでも医師は「時が薬です」とか言わず、次第に私は焦燥に駆られていったのだ。 <br />
<br />
　私は決心した。 <br />
　妻や幼子に遺書をしたため、自宅のマンションの屋上に上がった。 <br />
　丁寧に靴をそろえて、手すりに手をかける。 <br />
「泣けない自分に、これ以上生きている意味はないので」 <br />
　そう書き残した遺書の一文が、頭の中をよぎった。 <br />
<br />
「待って！」 <br />
　屋上のドアをバタンと開け、妻が駆け寄ってくる。 <br />
　その横を、幼子がつたない走り方で付いてくる。 <br />
「泣けなくても、私が代わりに泣いてあげるから、死ななくたっていいじゃない！」 <br />
「おとうちゃん・・・エーン、エーン」 <br />
　妻も泣き、子も泣いた。 <br />
<br />
　その時だ。 <br />
　私の頬に、流れる熱い液体を感じたのは。 <br />
　その液体を手に取り、舐めてみると、しょっぱい。 <br />
　すぐに液体の源流を探る。 <br />
　私の両目からだった。 <br />
「泣けた・・・泣けたよ！」 <br />
「あなた！」 <br />
「おとうちゃん・・・おとうちゃん・・・」 <br />
<br />
　私は感じた。 <br />
　人を泣かせる人間にならないと、涙は出ない。 <br />
　私は、自分のことばかり考えて、みんなに違う涙ばかりを流させていたのかもしれない。 <br />
　自分のことを思って、流してくれる涙。 <br />
　そのありがたさに、私は今まで気づかなかったのだ。 <br />
　 <br />
　大都会の片隅の、古ぼけたマンション。 <br />
　そのはるか先には、煌々と明かりのついた、東京タワー。 <br />
　今日の東京タワーは、なんだか２つあるように見えるな・・・そんな独り言をつぶやきながら、私は下をなめずり、久々に感じる塩味を、大切にいとおしく味わった。</span>]]>
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    <category>短編</category>
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    <pubDate>Tue, 28 Apr 2009 16:08:27 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>ＤＮＡ</title>
    <description>
    <![CDATA[<font size="2"><span style="font-family: ＭＳ Ｐゴシック">　ＵＦＯの中は興奮のるつぼと化していた。 <br />
「これが地球人のＤＮＡか、１４号」 <br />
「それも貴重に守られていたそうだな、１４号」 <br />
「１４号、これでお前も出世間違い無しだな」 <br />
「なぁに、俺は発見しただけだ。体を張ってこれを採取したのは、２７号の手柄よ」 <br />
<br />
　自動ドアが開き、一同のいる部屋に１人の宇宙人がやってくる。 <br />
「おお、２７号！」 <br />
「せっかくだ、お前の自慢話を聞きたいものよ」 <br />
　そんな声が聞こえると、２７号は中央のイスにえらそうに腰掛け、一同に向かって話し始めた。 <br />
<br />
「これは地球人の頭髪だ。それもすごい生命力を持っている。ただの１本の髪の毛と思うな。こいつは、周りの髪の毛を寄せ付けないほどの力を持っていたのだ。この写真が証拠だ」 <br />
「これはすごい、１本だけ立ち上がっているぞ」 <br />
「この頭髪から採取したＤＮＡで・・・かなりの強化人間ができそうだな」 <br />
「それはそうと２７号、この写真の男、地球人ではエリートなのか、それとも、戦士か何かか？」 <br />
<br />
　２７号はあまり詳しく知らない、とだけ伝える。 <br />
「俺が知ってるのは、この男が&rdquo;イソノナミヘイ&rdquo;と呼ばれていたこと、それだけだ」</span></font>]]>
    </description>
    <category>ショートショート</category>
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    <pubDate>Sat, 25 Apr 2009 11:30:20 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>ふてくされ</title>
    <description>
    <![CDATA[<p><font size="2"><span style="font-family: ＭＳ Ｐゴシック">　もう、およしになったほうがいいですよ。<br />
　夜も遅くなりましたし、明日もお仕事でしょう。<br />
<br />
<br />
<br />
　なんですって？<br />
　俺がそんなに酒をあおっちゃ悪いのか、ですって？<br />
<br />
<br />
<br />
　悪くは無いですよ。<br />
　もちろん、いいお客さんですよ。<br />
　ですがね、お体とお仕事に差しさわりがあったら困りますよ。<br />
　それをご心配差し上げてるんです。<br />
<br />
<br />
<br />
　ええ、ええ。<br />
　お酒で失敗しちゃったこと、最近ありましたもんね。<br />
　だから私も申し上げてるんですよ。そろそろ控えめになさってはと。<br />
　でも、どうも今日は虫の居所が悪いようですね・・・なにかあったのですか？<br />
<br />
<br />
<br />
「ＳＭＡＰの草なぎは泥酔しても同情されて、財務大臣は泥酔したら更迭されるってのが、正直気に入らないんだよ！」</span></font></p>]]>
    </description>
    <category>ショートショート</category>
    <link>https://tasogareryugi.blog.shinobi.jp/%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%88/%E3%81%B5%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%81%95%E3%82%8C</link>
    <pubDate>Sat, 25 Apr 2009 11:29:27 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>ラブレター</title>
    <description>
    <![CDATA[　<font size="2"><span style="font-family: ＭＳ Ｐゴシック">もうすぐクリスマスイブ。 <br />
　私は今年こそシングル脱却を狙っている。 <br />
　そのためには、今まで受身だった自分を捨てて、攻めの姿勢に転じなければならないとも思う。 <br />
　 <br />
　その為に、先ほど銀座の文具店に行ってきた。 <br />
　明らかに存在感を放つ、それでいて派手派手しくないレターケース。 <br />
　その中にしたためる便箋は、雪だるまのマークが左隅に入った、まさに「シンプル・イズ・ベスト」なもの。 <br />
　職場の目を盗んで、私は便箋をコピー機の手差しトレイに挿し、ほんの１行だけの手紙を印刷した。 <br />
　 <br />
『イブの日、空いています』 <br />
<br />
　周りの目を気にしながら、私は便箋をコピー機から取り出す。 <br />
　すぐに折りたたみ、席に戻ると、早速レターケースに封入。 <br />
　クリスマスツリーのシールで封をすると、胸元のポケットにそれをしのばせ、何気なくせきを龍不利をして、向こうの係の彼の席にそっと置いた。 <br />
<br />
　それから２週間。 <br />
　彼はノーリアクションだった。結局イブの日はいつものように１人きりだった。 <br />
　理由ぐらい教えて欲しい。次の日の昼休み、昼食に行こうとする彼を捕まえる。 <br />
<br />
　彼は悲しそうな目をして言った。 <br />
「これみよがしに『イブの日、相手います』だなんて。僕の片思いはもう終わったんだ」 </span></font>]]>
    </description>
    <category>ショートショート</category>
    <link>https://tasogareryugi.blog.shinobi.jp/%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%88/%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%BF%E3%83%BC</link>
    <pubDate>Sat, 25 Apr 2009 11:24:10 GMT</pubDate>
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