忍者ブログ

2008.7.12開設。 ショートショートを中心として、たそがれイリーが創作した文芸作品をご覧いただけるサイトです。 できれば毎日作品を掲載したいと思ってます。これからも創作意欲を刺激しながら書き綴って参ります。今後ともぜひご愛顧ください。

2026 . 02||
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • ×

    [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

     昨年は、何もいいことがなかった。
     簡単にそう言いきってしまうのだが、実際にそうだった。
     勤めていた会社は倒産し、なんとかハローワークで見つかった再就職先では、面接の時とはまるで違う賃金でこき使われ、挙げ句の果てには残業続きで疲労が蓄積し、軽い脳梗塞を起こして、2ヶ月入院。
     もちろん、その間に会社からは解雇され、ようやく見つけた次の就職先は、僕の苦手なサービス業。
     元旦こそ休めたものの、明日からはスーパーの店頭でメロンパンを焼き売る生活が始まるのだ。
     
     そんな自分をなんとかして奮い立たせようと、元旦の計を初詣に託すことにした。
     去年は何もいいことがなかったので、今年こそは何かいいことが…いや、せめて平穏な年になるようにと、願うつもりだった。
     そんな自分が、今手元に握っているのは、おみくじ。
     結果を案じながら、その封を開く。

    「大凶 あなたは今年いかなる事も控えめにしておく方がよいでしょう」

     大凶。いきなり大凶かよ。
     僕は財布の紐をゆるめた。100円玉を料金箱に投げ入れる。
     今度こそ、なにかいいくじが出ろ。そう願った。

    「凶 自分の能力を過信して行動すると悪いことがおきます」

     少し良くなったといえども、凶。
     僕の心はさらにつぎのくじを求めた。
     こんな僕に、せめて新春だけでも、いい夢を見させてくれ。

    「大吉 …」

     やった、大吉だ!
     大吉を引き当てたのは、13回目の事だった。
     これで、なんとか今年は吹っ切れることが出来そうだ。僕の心は安堵した。
     さて、早速このくじをくくりつけて、拝まねば…

    「大吉 ただし いらぬ散財をすると不幸が訪れます」

    PR

     その電話は、梅雨時の蒸し暑い昼下がりに掛かってきた。
     先生に代われ、という威圧的なその声は、看護婦を医務室に駆り立てた。
     看護婦の様子にただならぬ事情を感じた医師は、恐る恐る受話器を取った。

    「おまえの女房を預かったぞ。返して欲しければ1億円持ってこい」
    「なんだって」
    「何度でも言ってやるよ、おまえの女房を預かったって言ってるんだ」
    「・・・」
    「どうした、そんなに悲しいか」
    「今は言葉がでないな」
    「そうだろう、まあ、おまえが医者で、財産をしこたま持っていることを悔やむんだな」
    「いや、そういう意味じゃないんだ」
    「なんだよ」
    「ついでに、始末してくれないか」
    「なにぃ?」
    「いやね、こっちにも事情ってのがあってね、事情」
    「何を言っているんだ。おまえの女房の命はないって言ってるんだ」
    「そっちこそ何を言うんだ、俺はその女房のせいで命を奪われそうなくらい困っているんだ」
    「はぁ?」
    「ブランド品は買いあさるし、高級車は買い換えさせられる…それも車検が済む度に。今年で5台目だ。おまけに、パーティーに行くとか何とか言って着飾っては俺の財布から札束を夜の街にばらまいてくるんだ。俺はもう心も体も財布も疲れてるんだ」
    「・・・」
    「だからさ、せめて5千万位にしてくれないか、身代金。いや、身代金というか始末金ってことで」
    「あ、あのなぁ」
    「そんなこと言わずに考えてみてくれよ、なぁ。考えてから、もう一度電話くれるかね」
     ガチャン。
     医師は、自分の言いたいことだけを伝えると、何食わぬ顔で患者のカルテを見つめるのだった。

     30分後。
     『先ほどの男性です』と言う看護婦の声に、医師は再び受話器を取った。
    「もしもし。考えてくれたか」
    「と、とりあえず、替わります」
    「替わります?」
    「・・・ゴソゴソ・・・ゴソゴソ・・・」
    「??」

    「あんた、私を放っておくんなら、この男を殺すわよ! わかってるの! ねえ!」
     医師の女房は一人前の誘拐犯と化していた。

    「なあ、いつになったらこの車のガソリンは手に入るんだ?」
     最前列も最後尾もわからない行列の待っただなかで、男は店員に尋ねた。
    「わかってたら、僕も苦労しませんよ」
    「おい、苦労しないとは何だ、それは」
    「そんなに熱くならないでくださいよ、僕にもどうしようもないって言ってるだけです」
    「俺が言いたいのは、俺の車までガソリンがあるのかって聞きたいだけだよ。どうなんだよ」
    「ほんとの話、わかんないです」
    「あのなあ、わかんないじゃあ、おまえも店員やってる意味ねえよ、全然!」
    「わかりましたよ、ちょっと待っててくださいよ」
     顔を紅潮させて怒る男が恐ろしくなったのか、店員は携帯電話で連絡を取り始める。
     電話ごしの口調から、店長と思われる男の怒号が聞こえる。
     どうも、今朝からこの調子らしい。

    「やっぱり、今日の配給量じゃあ、難しいみたいです」
    「俺は並び損か」
    「ええ」
    「それだけじゃあ、なんか気がおさまらねえなぁ」
    「すみません、でも国の配給がないんですから、仕方ないです」
    「国って言っても、ようはあの総理が下手なことを言うから、石油の禁輸をうけちまったんだぞ」
    「それでも、みなさんは車をいつものように使おうとしますよね」
    「俺はいいんだ、俺は。とにかく、あの総理のせいで国民は困ってるんだよな」
    「全くです」

     ガチャリ。
     車の中で、男は自動小銃を取り出し、にやりと笑った。
    「!!」
    「もう我慢ならねえ、総理を殺してやる」
    「そんな、物騒な」
    「物騒もヘチマもあるかよ。もうこんな配給配給の生活はこりごりなんだよ。どうせ飢え死にするならあいつも殺してやる」
    「お、お客さん」
    「幸い、ここから首相官邸までは10分もあればいける。ちょっとやってくらあ」
     店員が止めるのも聞かずに、男は小銃を肩に背負い、首相官邸に走っていった。
     
     10分後。
     なんだか疲労困憊した気分の男が帰ってきた。
    「だめだ、今日は」
    「はあ?」
    「あっちも行列だらけだったよ」
    「?」
    「いいや、総理を殺そうとしてる奴らの行列さ。こっちよりも3倍ぐらい多かったぜ」

    「母さん、地震か」
    「そうですねぇ…はい、お茶」
    「私の手が震えているのかと思ったが、そうではないのだな」
    「それだけ思えるのなら、老衰じゃありませんよ」
    「…」
     
     それにしても、最近地震が多い。
     この1年ほど、朝昼晩、三食きっちり取るかのように地震は起こっていた。
     しかし、ここ1ヶ月ほど前から、地震の頻度は増し、今日は午後三時に至る今まで、既に私の記憶では数えられないほどの地震が起こっている。季節は秋を迎えようとしているのに、家の前の街路樹で色づくはずのイチョウの葉さえ、昨今の地震で落葉してしまっているぐらいだ。
    「母さん、区役所には連絡したのかね」
    「ええ、ちゃんと連絡しましたよ。そしたら、やっぱり会社へ申し出ていただく方が対策をしてくださるのではって」
    「何の話だね」
    「あら、目の前の会社にやってくる学生ですよ。会社説明会に詣でるのはいいけど、家の前でゴミを捨てたり違法駐車したりって、なんとかならんのかって、あなた言ってたじゃないですか」
    「そっちはいいから、地震の方だよ。ほら、地下に空洞があるとか、実は断層があるんですとか、区役所で調査してもらった方がいいんじゃないかって言ってるんだ」
    「わかりましたよ、早速明日にでも、来ていただきましょう」
     妻はそう言うと、ハンディ電話のダイヤルを押し始めた。
    「あ、区役所ですか…」
     グラグラグラ。
    「母さん、地震か」
     妻が答えるまでも無く、不気味な揺れは我が家を次第に包んでいくのだった。

     翌朝10時前。
     区役所の職員はそそくさとやってきて、そそくさと地震計を置き始めた。
    「1時間様子を見ます。では後ほど」
     他の業務があるので、と言い残し彼らは黄色の軽ライトバンに乗り、去って行った。
    「なんだ、1時間待ってるんじゃないのか」
    「あの人たちも、お忙しいんでしょうね」
    「なんだ、お役所のくせに」
     私は日ごろから思っているお役所への不平不満を、半ば独り言のように語っていた。
     
     1時間はあっという間だった。
    「体に感じる地震も、感じない地震も、まったく計測されていませんが」
    「…き、今日は、偶然無いんだ」
    「そうですか? それにですね、お宅だけじゃなくて、ご近所でも同様のお声があってもおかしくないと思うんですが、実はそんなお声が無いんですよね…どういうわけか」
    「だから、1時間そこらじゃ結果は出ないよ。1日ずっと調べてくれれば、わかるんだ」
    「うちも人がいませんからね、そんなにお宅の言い分だけをお聞きするわけにはいかないんですよ」
    「う、うむむ…」
     普段心の中で馬鹿にしている奴らにここまで言われるとは。私の胸の中ではマグマが噴出する寸前だった。
    「おまえ、今日の説明会どうだったよ」
    「ああ。いつもにも増して、格好付けといたよ」
    「リーマンになるより、俳優になる方がいいんじゃない?」
    「そうだな。この会社に入社できたら考えるわ、わはは」
     家の前の大企業からは、いつものように会社説明会を終えた学生共がだらだらとネクタイを解きながら私の家の前を通り過ぎていく。
     もちろん、この無作法で非社会的な振る舞いを見て、私の心中が穏やかになるわけが無い。
     もう限界だ。役所の奴らにも、無知な若者どもにも。
     
     その時だ。
     足元のアスファルトが、徐々に震えてくるの感じた。
     私より前に、妻は揺れに気づいていたらしい。どうやら、役所の連中に出すつもりのお茶、湯飲みの中でその水面が震えたらしい。
     役所の奴らも、顔色を変え始めた。明らかに、気づいている。
     路上で今から起こりうる事実に、私は胸を躍らせた。
     そして、役所の無能者どもに聞こえるよう、わざと妻に尋ねた。いつもより、怒鳴るような声で。

    「母さん、自信家!自信家!」

    「パパ、ドーナツ下さいなぁ」
     この前の日曜日に2歳になった、息子が私に寄りかかってくる。
     ああ、いいよ。私は読みかけの新聞を放置し、準備をはじめる。
    「はい、お道具」
     最近、息子はドーナツを作る道具を覚えたようで、きっちりと私に道具を手渡す。
     台所の傍らでは、身重の妻がいぶかしげな顔をして”こっちに来るな”と目で釘を刺す。
    「パパ、ドーナツ」
     息子の催促に、私はいつものように手際良く、ドーナツを作り上げる。
    「パパぁ、パパのドーナツは、いくらするのぉ」
     目の前に作り上げられるドーナツを見て、息子は尋ねる。
     私は笑顔で答えた。

    「今は、1箱300円だね。でもねぇ、来年の今頃になったら、1箱1000円になってるかもね」
     マイルドセブンの空箱をごみ箱に投げ入れながら、私はさらに作り笑いをした。

    「あなた、朝売新聞の・・・」
     私は動揺していないフリをして、妻から受話器を取り上げた。
    「あの、朝売新聞の特約店なんですけど、新聞取ってくれませんかね、3ヶ月でいいんですけど」

     ガチャン。
     私は受話器をたたきつけるように置くと、妻を説教した。
    「だって、あなたが朝売ジャイアンツの監督にって・・・」
     妻は言い訳をする。
     確かに妻には言った。いつ渡部名誉会長から監督就任の依頼が入るかもしれないから、そっちの関係の電話はすぐに回しなさいと。
     まあいい、どのテレビ局も、どのスポーツ新聞も、1週間ほど前から、かつてのV9戦士である私が次期監督だと書き立てている。まず、間違いないだろう。焦ることはない。

     ジリリリリリ。
     再び電話が鳴る。今度は私が自ら受話器を取る。
    「ああ、君か。朝売の渡部だ」
     この声、間違いない。ついに来たか。私は社交辞令の返事を返すと、会長の言葉を待った。
    「今、朝売が厳しい状況なのは、君も知っていると思う・・・そこで、君に頼みたいことがある」
     私は震える右手を左手で押さえながら、次の言葉を待った。

    「新聞取ってくれないかね。3ヶ月でいいんだが」

    「キングはただいま外出しております。帰社は午後4時の予定です」
     キング? 田島は理解できないと言う気持ちを表情に表した。
     社長では、ないのかね。田島は矢継ぎ早に問いかける。
    「当社では、トランプになぞらえた役職名を採用しております・・・ええ、社内では、ですけども」
     受付嬢はそう言いつつ、自分の名刺・・・自身の階級を表す、ダイヤの7をあしらったものを差し出す。
    「いや、名刺はいい。私たちは、本日10時、確かにアポを取っていたのですがね。こういうことなら事前に連絡ぐらい欲しいものですね」
    「失礼いたしました・・・ちなみにお客様、社長にご用事なのですね、シ・ャ・チ・ョ・ウ」
    「いるのかね? いるならもったいぶらずに、会わせて欲しいのです・・・ナショナルジャパン銀行の田島とお伝えいただければ」
     受付嬢は総務部に電話をする。
     数回言葉を交わした後、残念そうに受話器を置く。
    「残念ですが、今日のカードは8でしたわ。9でしたら『役職リバース』で、夜間のビル管理人のおじさまが社長になりますから、社長にお会いできましたのに」
    「役職リバース?」
     田島はそれ以上尋ねようとはしなかった。
     しかし、田島が望むも望まぬも関係なく、受付嬢は説明をした。
    「社の方針なのです。ユニークな人材と明るい組織を目指すためなのです」
     それを聞いた田島は意地悪半分に問いかけた。
    「それなら、ジョーカーはいるのですかな。やっぱりそんな役なのでしょうな」
     受付嬢はホホホホと笑った。
    「ジョーカーですか。もちろんいますとも・・・ほら、あそこに参りますのが、我が社のジョーカーですわ」
     奥の湯沸かし室からコーヒーを用意し、来客を応接室に案内しようとする女性の存在。
     ああ、結婚できずにそのまま社内で悶々としているハイミス・・・ジョーカー。田島と受付嬢は示し合わせたかのように顔を合わせ、ほくそ笑んだ。
    「あ、お客様。シャチョウです、社長が帰ってきました」
     受付嬢が指し示す方・・・そこに社長は歩いていた。
     田島は待ちわびた男・・・社長の行く手に自然に身を乗り出し、形式じみた会釈をした。
    「どうも、はじめまして。ナショナルジャパン銀行の田島と申します」
    「・・・どうも」
    「用件は大きい声では言えませんが」
    「・・・」
    「社長と、貴社の財務担当者のご同席をお願いしたいのです。お互いの利益のために」
    「・・・」
    「どうされました、脂汗などかかれて」
    「・・・」
     田島ははっとした。社長の背広をはぎ取ると、社長の身体の至る箇所を調べる。
    「やっぱり!」
     田島はあわてて携帯電話を取り出し、つばを飛ばしながら命令を始める。
    「だまされた!私としたことが・・・ああ、だから・・・やられたよ、社長は社長だったんだが、オールマイティだったんだよ・・・本物の社長は債権残して逃げやがったよ! ちくしょう!」


     この度、ホームページ「たそがれりゅうぎ」をブログベースに移管することに致しました。
     移管後のブログを「たそがれりゅうぎNext」として、今後運営していきます。

     マンネリに陥っていた創作意欲を再び燃え上がらせるべく。
     過去の作品に再びスポットライトを当てるべく。
     ブログ移行後に生まれるであろう新たな出会いを大切に。
     なにより、ホームページ時代からご愛顧いただいてきたみなさまとのつながりを大切に。
     これからもマイペースで運営して参ります。
     今後とも「たそがれりゅうぎNext」と、たそがれイリーを宜しくお願いいたします。

     なお、ホームページ
    「たそがれりゅうぎ」は過去倉庫として存続させていきます。
     また、世間に毒を吐いているブログ
    「たそがれイリーの最近どう?」は、今後も楽天ブログにて続けていきますので、こちらもあわせてご愛顧ください。

    「オレ、オレだよ、ばあちゃん」
    「その声は、タカシなのかい? どうしたんだね」
    「そうだよ、タカシだよ。実はさ・・・事故しちゃったんだ」
    「事故? おまえ、怪我はないのかい?」
    「怪我はしてないよ。だけどさ、車をぶつけちゃった相手がさ、ヤクザみたいな、いやヤクザなんだよ」
    「ヤクザかい! おまえ、脅されたりしてないだろうねぇ」
    「100万円だって。100万円払えば、これ以上何も言わないでやるよって、もう3日間も脅されているんだよ」
    「100万円かい。学生のお前に、払える額じゃないだろうに」
    「そうなんだよ。だからさ、申し訳ないとは思うんだけど、おばあちゃんに頼るしかないんだよ。オヤジやお袋には、あまり心配かけたくないし」
    「わかったよ、何とかしてやろうじゃないか。大事な孫のためだ」
    「ごめんね、おばあちゃん。だったらさあ、これから銀行の口座を言うからさ、そこに振り込んで・・・」
    「あ、ちょっと待っておくれや、ミチオ・・・じゃなくて、タカシや」
    「どうしたの?」
    「100万円用意してやるのは簡単なんじゃ。定期預金を解約すればいいんじゃががね・・・まだ満期になっておらんのじゃよ」
    「満期になったら、解約できるの?」
    「そう言うことじゃて・・・これから、ばあちゃんが言う農協の口座にな、30万振り込んでくれれば、なんとかしてやれるけん・・・これから、振込先を言うからのぅ・・・」

    「お前も有名人だろう。どうしてシャブなんか手を出した」
    「すみません・・・」
    「謝ってばかりじゃ取り調べにならないよ! まずは動機、それを聞かせてもらいたいね!」
    「兄に嫉妬してたんです」
    「兄貴に? お前の兄貴も、国民的なスターじゃないか」
    「悔しいんですよ。兄貴ばっかり目立って」
    「そうかな・・・お前だって、兄貴と共演してたじゃないか。庶民の俺から言わせれば、決して不満なんか無いけどな・・・」
    「刑事さん。あなたわかっちゃいない。兄貴の名前がでっかでかと付いたタイトルの作品ばかりに登場させられる弟の気持ちなんか。所詮添え物なんですよ。わかります?」
    「まあ・・・そう言う気持ちもわかってやれなくもないけど、罪は罪だ・・・初犯だし、執行猶予ぐらいで済むだろう・・・素直に罪を償って、復帰してこい。いいな!」
    「はい・・・今は反省してます」

     2週間後。
     兄に嫉妬したルイージに、執行猶予付きの有罪判決が出たのは、言うまでもない。

    Script:Ninja Blog  Design by:タイムカプセル
    忍者ブログ [PR]
    ▼ カウンター
    ▼ フリーエリア4
    カスタム検索
    ▼ フリーエリア
    「ブログ王」ランキングはこちらをクリック!

    ブログランキング・にほんブログ村へ

    にほんブログ村 小説ブログへ

    にほんブログ村 小説ブログ ショートショートへ





    ▼ お天気情報
    ▼ カレンダー
    01 2026/02 03
    S M T W T F S
    1 2 3 4 5 6 7
    8 9 10 11 12 13 14
    15 16 17 18 19 20 21
    22 23 24 25 26 27 28
    ▼ プロフィール
    HN:
    たそがれイリー
    年齢:
    50
    性別:
    男性
    誕生日:
    1975/07/16
    ▼ 最新TB
    ▼ 最新CM
    [04/29 hikaku]
    [03/13 ごま]
    [10/16 melodies]
    [09/18 sirube]
    [09/16 よう子]
    ▼ 忍者アド
    ▼ バーコード
    ▼ ブログ内検索
    ▼ アクセス解析