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2008.7.12開設。 ショートショートを中心として、たそがれイリーが創作した文芸作品をご覧いただけるサイトです。 できれば毎日作品を掲載したいと思ってます。これからも創作意欲を刺激しながら書き綴って参ります。今後ともぜひご愛顧ください。 |
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スポーツ万能。 「何やってる!そんなんでは世界は取れないぞ!」 「で、前田さん、その息子さんは、どうなったの?」 「私のために、争うのはやめて」 「人生ゲームみたいな人生だったら、きっとバラ色の人生もあり得るよね」 「母親殺しは重罪だぞ」 「炊飯器が壊れたぞ!なんとかしてくれ!このままじゃ今晩の・・・」 「お父さん、見てみて、猫って言うんだよね、あれ」 「どうして賞味期限切れの牛乳なんかを原材料に使ったんだ!」 このだびば、どうじゃのふでぎわにより。 ちくしょう! もうすぐ明日だというのに 居心地が悪い 通路側で 「母さん、地震か」
「そうですねぇ…はい、お茶」 「私の手が震えているのかと思ったが、そうではないのだな」 「それだけ思えるのなら、老衰じゃありませんよ」 「…」 それにしても、最近地震が多い。 この1年ほど、朝昼晩、三食きっちり取るかのように地震は起こっていた。 しかし、ここ1ヶ月ほど前から、地震の頻度は増し、今日は午後三時に至る今まで、既に私の記憶では数えられないほどの地震が起こっている。季節は秋を迎えようとしているのに、家の前の街路樹で色づくはずのイチョウの葉さえ、昨今の地震で落葉してしまっているぐらいだ。 「母さん、区役所には連絡したのかね」 「ええ、ちゃんと連絡しましたよ。そしたら、やっぱり会社へ申し出ていただく方が対策をしてくださるのではって」 「何の話だね」 「あら、目の前の会社にやってくる学生ですよ。会社説明会に詣でるのはいいけど、家の前でゴミを捨てたり違法駐車したりって、なんとかならんのかって、あなた言ってたじゃないですか」 「そっちはいいから、地震の方だよ。ほら、地下に空洞があるとか、実は断層があるんですとか、区役所で調査してもらった方がいいんじゃないかって言ってるんだ」 「わかりましたよ、早速明日にでも、来ていただきましょう」 妻はそう言うと、ハンディ電話のダイヤルを押し始めた。 「あ、区役所ですか…」 グラグラグラ。 「母さん、地震か」 妻が答えるまでも無く、不気味な揺れは我が家を次第に包んでいくのだった。 翌朝10時前。 区役所の職員はそそくさとやってきて、そそくさと地震計を置き始めた。 「1時間様子を見ます。では後ほど」 他の業務があるので、と言い残し彼らは黄色の軽ライトバンに乗り、去って行った。 「なんだ、1時間待ってるんじゃないのか」 「あの人たちも、お忙しいんでしょうね」 「なんだ、お役所のくせに」 私は日ごろから思っているお役所への不平不満を、半ば独り言のように語っていた。 1時間はあっという間だった。 「体に感じる地震も、感じない地震も、まったく計測されていませんが」 「…き、今日は、偶然無いんだ」 「そうですか? それにですね、お宅だけじゃなくて、ご近所でも同様のお声があってもおかしくないと思うんですが、実はそんなお声が無いんですよね…どういうわけか」 「だから、1時間そこらじゃ結果は出ないよ。1日ずっと調べてくれれば、わかるんだ」 「うちも人がいませんからね、そんなにお宅の言い分だけをお聞きするわけにはいかないんですよ」 「う、うむむ…」 普段心の中で馬鹿にしている奴らにここまで言われるとは。私の胸の中ではマグマが噴出する寸前だった。 「おまえ、今日の説明会どうだったよ」 「ああ。いつもにも増して、格好付けといたよ」 「リーマンになるより、俳優になる方がいいんじゃない?」 「そうだな。この会社に入社できたら考えるわ、わはは」 家の前の大企業からは、いつものように会社説明会を終えた学生共がだらだらとネクタイを解きながら私の家の前を通り過ぎていく。 もちろん、この無作法で非社会的な振る舞いを見て、私の心中が穏やかになるわけが無い。 もう限界だ。役所の奴らにも、無知な若者どもにも。 その時だ。 足元のアスファルトが、徐々に震えてくるの感じた。 私より前に、妻は揺れに気づいていたらしい。どうやら、役所の連中に出すつもりのお茶、湯飲みの中でその水面が震えたらしい。 役所の奴らも、顔色を変え始めた。明らかに、気づいている。 路上で今から起こりうる事実に、私は胸を躍らせた。 そして、役所の無能者どもに聞こえるよう、わざと妻に尋ねた。いつもより、怒鳴るような声で。 「母さん、自信家!自信家!」 僕が恋の病と診断されて2週間が経った。 最近娘の様子がおかしい。 ズバッ! 「いらっしゃいませ。本日は初めてのご来店ですか」 「どうしても今日は東京に行かなくちゃいけないんだ。ストライキは回避できないのかい?」
スーツ姿の男は、搭乗カウンターで係員に詰め寄る。 「あいにく、ストライキは継続中で・・・今週中の打開は難しいように聞いています」 「ああ、こんなことなら新幹線にしておくんだった・・・」 「お客様、新幹線もストライキ中です。あと高速バスも。日本中の交通機関がストライキ中なものでして」 途方にくれる男に、淡々と現実を語る係員。 「もう分かったから、電話ボックスを教えてくれないか」 係員の説明じみた話を、男はさえぎる。 「電話ボックスですか?それなら、空港の1階入り口にありますけど・・・」 詳しい説明はもう結構。 男は右手で係員の話をやめさせる。 「自分で行ったほうが早いや」 ネクタイをはずし、ワイシャツの下に「S」のマークの付いたコスチュームを着た男は、赤いマントをスーツケースから取り出しながら、電話ボックスに向かった。 |
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