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2008.7.12開設。 ショートショートを中心として、たそがれイリーが創作した文芸作品をご覧いただけるサイトです。 できれば毎日作品を掲載したいと思ってます。これからも創作意欲を刺激しながら書き綴って参ります。今後ともぜひご愛顧ください。 |
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俺は決心した。ヤクザ稼業から足を洗おうと。 アイツだけは幸せにしてやりてぇ。 もちろん、この稼業から足を洗うことは、並大抵のことではできない。 マンションに帰ると、人の気配がなかった。 アイツの書いた字だった。 あれから3ヵ月後。 忘れっぽくて困ると言う男が、この病院にやってきた。 「で、今日はその忘れっぽいのをなんとかしたくて、おいでなのかな?」 ……男は沈黙した。 「……忘れっぽいのは病気なのか、性格なのか……とにかく、それをきっちり調べましょう」 ……男は再び沈黙した。 「いいでしょう。私がこれから心理テストを用意します。それの結果で、あなたの性格はわかりますから……そんなに落ち込まないで。あなたが病気なのかどうかを判断するために、性格を調べるだけなんですから」 男は立ち上がった。 「いつものことですよ、あの人。自分が病気だってことを忘れちゃったもんで、元気になっただけですから」 「しつこい男だったわ」 「で、今日は何の先物取引だったの? あのセールスマン」 「先生、私が本当の人格なんです」 テレビの前のみなさん! 早くこっちに飛び移ってください。その階はもう危険です。 「わては高所恐怖症なんや! これやさかい、東京なんかくるんやなかったわ!」 男は早口の大阪弁で、はしごを近づけるように言った。 はしごの先端まで炎に照らされるようになってきた。 「”阪神が優勝しましたよ”って言ったら、いつものように飛び降りてくれましたよ」 近隣住民より通報。 通行中の自動車運転手より通報。
「先生、今なんとおっしゃいました?」 「この病気で、私が執刀した患者さんは、今までに連続9人死亡しています。あなたの息子さんは10人目なんです。確立で言えば助かる番です」 なあ大将、聞いてくれよ! どうやったのかって? あ、焼き鳥できた? ……でもさぁ、前に比べて、肉の量が減ってるような気がするんだが。 ギー、バタン。 「そこの者、お前は天国行きだ」 ギー、バタン。 「お前は地獄行きだ」 「ならぬ。愛人の依頼でその夫を殺そうと、駅のホームで夫を突き落とし、列車にはねさせて殺した。勢いあまってお前までホームに落ちて列車にはねられて死んでしまったようだが、なんの情状酌量もできんよ」 娘の彼氏と思わしき男が、我が家にやってきた。 「狙った獲物はのがさねぇ」 男はライフルを包丁に変え、いっぱしの料理人になった。 ……もうあの世界に、戻らなくてもいいぜ。 「習った煮物はこがさねぇ」 男はあの頃のようにぼそぼそとつぶやき、かつての相棒の顔を見据えた。 かわいらしい風貌のわりに、大食間。 そんな彼女が、ついにギブアップした。 「リハーサルでは食べられたんですけどねぇ、50人前!」 ”2005ネン、2ガツ14ニチ、ジカンハ、ゴゴ6ジ。コノセッテイデヨロシイデスカ?” 額にある3つ目の目を光らせながら、男は言った。 「ようやく携帯電話が通じたよ……僕だ、ジェームズだ」 パン。 「聞こえるかいキャサリン、残念ながらトムは死んでしまっているようだ」 「ジョン、君と僕は一生の友だよな」 ”国民の願いを聞きましょう” そんなキャッチフレーズで総理の座に着いた政治家。 物価は高騰し。 彼は最後の会見に臨んだ。 総理は鼻息を荒げて言った。 こう見えても、私も医者でね。 だから、医者なんですよ。 素直に言えばいいじゃないですか。 そう。この状態では。 |
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