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2008.7.12開設。 ショートショートを中心として、たそがれイリーが創作した文芸作品をご覧いただけるサイトです。 できれば毎日作品を掲載したいと思ってます。これからも創作意欲を刺激しながら書き綴って参ります。今後ともぜひご愛顧ください。 |
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バタン。 社長はとある本を懐に忍ばせていた。 「あ、カメラの電池が・・・」
ご安心ください。 フロントにご用意しております。 「あ、コサージュ付けてくるの忘れちゃった」 ご安心ください。 フラワーカウンターにて無料で生花をご用意できます。 「せっかくだから2次会も・・・」 それもお任せください。 当式場地下1階には貸し切り可能なバーラウンジがあります。 もちろん、皆様には無料で宿泊していただけます。 「駅に友達を迎えに行きたいんだけど」 もちろん、無料で送迎いたします。 空港までのタクシーチケットは、ただいまサービス期間中です。 片道無料にさせていただきます。 「すみません、新婦の姿が見えないんです・・・」 嗅覚に優れた犬をお貸しします。 これで、いなくなった人もすぐに探し出せますよ。 「・・・どうやら、新婦は駆け落ちしたようです」 お任せください。 表面的に結婚式を取り繕うために、代わりの新婦をご用意します。 もちろん、一切費用はいただきません! 「もう我慢できません、あの女と離婚します」 そう来ると思っていましたよ。 こちらでは離婚届も無料でご用意しております。 もちろん、提出しづらいあなた様に変わって、代わりに市役所にお届けするサービスも実施しています! 「・・・早く別の女性を見つけて、人生再スタートしたい・・・」 わかっております! そちらのサービスも、当式場ではもちろんご用意しています! お好みの女性を、誠心誠意お捜しします! その前に、新郎様。 悲しい気分を今日で振り払うために。 無料で”離婚式”をご用意しております。 ささ、どうぞこちらへ・・・ 「まあ、俺たちの話を聞いてくれないか」
「すべこべ言うな。今更言い訳など聞いたって、お前らの寿命は今日でつきるんだからな」 「それなら、遺言のつもりで聞いてくれてもいいじゃないか」 「ちぃ、それなら、聞いてやろうじゃないか」 「昨日の晩、俺たちはすき焼きをしたんだ」 「それが、どうした?」 「いつもなら、オーストラリア産の牛肉でな、脂身に乏しくて、まるでビーフジャーキーをそのまま煮て食っているようなものだ」 「だから、それがどうした」 「ところがだ、昨日に限って、俺たちの中に1人、羽振りのいい奴がいてな」 「そりゃ、結構なことで」 「そのお陰で、昨日のすき焼きは、なんと国産牛肉だったんだ」 「Jビーフって奴か」 「ああ、Jビーフさ!」 「4人そろって叫ぶことでもあるまい」 「いいや、国産牛だぞ!国産牛! それをだな…あいつは、あいつは…」 「早く言えよ」 「そうさ、あいつは、1人4切れの約束を反故にして、5切れも食べたんだ!」 「くだらねぇ」 「なんだと!4切れと5切れじゃ、満足度も栄養価も違うんだぞ!」 「だから、4人そろって叫ぶのやめろよ」 「それになぁ、あいつが5切れ食べたということは、誰かが3切れしか食べられなかったんだ!」 「…」 「俺たちは怒ったさ、激しく怒ったさ! それで…」 「いつも5人いるのに、今日は4人なんだな」 「だから、正直言って、今日は勝てそうな気がしない。手加減してくれないか」 「お前ら、本当にヒーロー戦隊か?」 「以前から申し上げてた、そういうつもりだったんですね…」
聴診器を上腹部から下腹部に当て、ついでにと言わんばかりに、医師は僕を丸椅子に乗せてぐるりと回す。 「食べるのは大いに結構、だけどね…」 承知しています。 食べる時には、賞味期限とか…食い合わせとか…よく考えれば、良いんですよね。 僕は教科書どおり答えたつもりだった。 「そうね。それも前から私は申し上げてるつもりなんだけどね…一言一句、変わらずね」 医師は再び僕をくるりと回し、耳から聴診器をはずすと、見ただけではわからないカルテに、ドイツ語でなにやら書き始める。 「いつもの薬、2週間分出しておきましょう…それとね」 くれぐれも、暴飲暴食はやめなさい。このままだと、君、死んじゃうよ。 牛乳瓶の底ぐらい太いレンズの奥で、医師の目がギラリと輝いた。 「わかってるつもりなんですよ」 「わかってるなら、きっちり自己管理をしなさい。つもりじゃ、困るんだよね」 席を立ち、僕は診察室を後にする。 帰り際に、医師に小さく会釈をする。 「わかってますけど、人間たちにも何か言ってくださいよ。もう少し、いい夢を見ろって…銭とか女とか名誉とか…汚い夢ばっかりで、困ってるんですよ」 医師にに言ったってしょうがない。でも、言わずにはいられなかった。 「仕方が無いじゃないか…君は、バクなんだから」 医師の一言に、僕の目から一筋の涙が流れ始め、止まらなくなった。 「おつかい行ってきてくれない? オ、ツ、カ、イ」
オカンがめずらしく俺に言う。 「手伝いなんか全然しないんだから、あんた。おつかいぐらい行ってくれたっていいでしょうに」 わかった。 わかったって。 その手に持ってる、メモのとおりでいいんだな! 「そうそう。ちゃんと確認しておいてよ」 わかってるよ。ガキの使いじゃあるまいし。 それにしても・・・なんだこの買い物。 まあいいか。オカンがそう言うだからな。 「あら、やけに早かったのね。買ってきてくれた?」 ああ、買ってきたよ。 さくらんぼ。 金魚花火。 プラネタリウム。 ユメクイ。 「あれ、黒毛和牛上塩タン焼680円は?」 しまった。 忘れてた。 「仕方ないわね。これだからアンタって子は。」 仕方ねえじゃん。 はじめての、おおつかあいだったんだからさ。 「親方、あのお客さん・・・」
「ああ、猫だろ。あの猫はいっつもチューハイなんだ。そろそろ巨乳、いや巨峰サワーがでるぞ。支度しとけ」 「はい・・・それで、もう1つお尋ねしたいんですけど」 「お前もここでバイトして1週間だろ・・・そろそろ覚えろよな」 「いえ・・・あそこの・・・虎・・・」 「ああ、虎か。焼酎の一升瓶を持って行ってやれ。早く酔いつぶれさせた方が店のためだ」 「はい・・・」 人は、飲み過ぎると虎になる。 また、飲んで猫を被って、いい女になろうとする。 週末の居酒屋は、まさに動物園なのだ。 何よ、みんな! 「課長いる?」
「いらない」 「・・・じゃあ、部長はいる?」 「いらない」 「・・・専務はいる?!」 「いらない」 「あのねぇ、いるとかいらないとかの話じゃなくて、僕が聞きたいのは、今そこに課長や部長や専務は居るかって確認してるの。わかってくれないかなぁ」 「うちは水族館じゃないですよ。なんで課長や部長や専務がイルカなんですか。確かめるにも値しない」 「イルカじゃなくて居るか! 君と遊んでいる場合じゃないんだよ! とっとと誰かに変わって!」 「君だなんて失礼な。人を卵扱いして」 「黄身と白身の話をしてないんだよ! いいから電話、誰かに変わってくれよ! おたくの会社はどうなってるんだ!」 「だから、うちはマニア専門の会社じゃないです・・・」 「ヲタクじゃないよ! 社長だ、社長出してくれ! 文句言ってやる!」 「えへん、この私が社長だと言ったら、どうするね」 「・・・」 「そなたの願いを聞いて進ぜよう」
神は眼前で祈り続ける女性に語った。 女はゆっくりと顔を上げ、己の願いを語った。 「永遠の若さが欲しいのです。欲張りな私をお許し下さい」 神はしばし黙考した。 そして、何かを悟り、次のように言った。 「永遠の若さを与えてやることはできる。しかし、そのためにはお前は義務を背負わねばならぬ」 「義務・・・ですか」 「そうだ。永遠の若さを背負うからには、お前がその若さを使い、この国の国民すべてに愛される存在であり続けなければならない。それがおぬしに、できるかな」 「やります。このまま老化し、朽ち果てていくのはイヤです」 女は即答した。 その言葉を聞き、神はもっていた木の杖を振りかざし、女の眼前に差し向けた。 「この女に、永遠の若さを!」 女は目が覚めた。 女の目の前には、週末の茶の間らしき光景が広がっている。 そして、自分を見つめる無数の目。老人も、子どもも、あらゆる世代が自分を見つめていた。 ”願いは叶えた。さっそく、義務を果たすのじゃ” 女の頭の中に、神の声がこだました。 女は訴えた。早速義務をと言われても、何をすればいいのでしょう?と。 ”最初じゃからの。1回だけ教えて進ぜよう。目の前でお前を見つめている、多くの民に、これからわしが言う言葉を、明るい笑顔と共に伝えるのじゃ” して、どんな言葉で? 女は神に問うた。 ”サザエでございます!” 神は裏声で女らしく叫んだ。 おかしい。 スポーツ万能。 「儲かる話を教えてくれるそうだな」
「前金制だ」 「ちゃっかりしてるな・・・ほれ、10万だ」 「ひい、ふう、みい・・・確かに」 「さあ、早く教えろ。お前に払った10万円、それ以上儲かる話だと聞いてるんだからな」 「ん? もう話は済んでいるぞ」 「なんだと! そんな馬鹿な話があるか! 株とか、外貨とか、そう言う儲け話じゃないのか!」 「何言ってる。俺のこの話をだな、もったいぶって15万で売れば済む話じゃないか。だからお前はバカなんだよ」 「ちょっと、おたくの菓子パンに金属片が入ってましたわよ!」
「もうしわけありません・・・では、早速お詫びのお品をお送りしますので、取り急ぎご住所を・・・」 「ふう。やっぱり主婦はしつこいな。買った以上の賠償じゃないけど、とにかくがめつい」 「課長、それにしても・・・最近はこういうの、なんだか多くありませんか・・・もう一度、工場全体のチェック、行なった方がいいと思いますが」 「まあいいじゃないか。金属片の件は、保健所の査察次第だろうな・・・まあ、あいつらのことだ、今日チェックを入れているが、文書指導ぐらいで済ませてくれれば・・・」 「それなら課長、先ほどお帰りになられましたよ。機械のメンテナンスを確実にするようにと、後日文書訓告されるようにおっしゃってました。だから私は・・・」 「ああわかった。とりあえず、この話は終わりだ」 「課長!」 「いいんだよ!あれはバレたとしても、これとそれがバレてなければ、いいんだよ!」 オリンピックで、日本が金メダルを取れることも少なくなった。 タカシはヨシオに言った。 部長に呼ばれた俺。 去り行く助手に向かって、教授は語り始めた。 「部長が私に卑猥なことを言ったんです」
「まってくれ、そんなセクハラまがいなこと、私がいつ言ったんだね」 「昨日の朝、会議に来るようにと言われた件がありましたよね。その時です」 「昨日の・・・ああ、○○商事との提携内容の、内部協議だったよ。その時に私が? そんなことは言っていない!」 「いいえ。課長は私に言ったんです。”君は手ブラで来てくれるだけでいい”って!」 |
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